からだにとって、食べることは最も大切なポイントです。からだを温める食べ物「陽」、からだを冷やす食べ物「陰」とに分類されていますが、「陰」の食べ物だからといって食べてはいけないということではなく、バランスが大切です。
からだを温める食べ物として、昔から“マゴワヤサシイ”「マ(豆)、ゴ(ゴマ)、ワ(ワカメ)、ヤ(野菜)、サ(魚)、シイ(しいたけ、きのこ)」といわれているように、良質のたんぱく質、ミネラル、ビタミンが含まれた食べ物はからだを温めるのです。
基本的に風土、採れる季節にあった食べ物はおいしく、栄養価も高いものといえるのでしょう。日本の風土にあった旬な食材を昔ながらの作り方(煮る、蒸す、焼く、炊く)、季節などにあった作り方などで工夫をし、おいしく、楽しく、からだを温めていきましょう。
東洋では、「陰」と「陽」という考え方があります。 「陰」と「陽」については、下表のように、全く反対なものですが、引きつけあい、補いあい、バランスをとるものとされています。
| 陰 | 夜、外側に向かう力、上、冬、冷たい、暗い 、
カリウム、植物、女、紫、東洋、など |
| 陽 | 朝、中心に向かう力、下、夏、熱い 、明るい、
ナトリウム、動物、男、赤、西洋、など |
「陰」は、冷たい、植物、暗い、冬などからもわかるように、冷たいイメージがあるので、それを補うという意味からでも、「陽」の食べ物を摂って温める。
逆に「陽」は、熱い、動物、明るい、夏などからもわかるように、熱いイメージから、「陰」の食べ物を摂り、からだを冷やします。夏にスイカを食べて、からだを冷やすということはそういうことですね。
からだが冷えている時に、「陰」の食べ物を食べたらもっと冷えてしまいます。ですから、冷え改善のために、「陽」の食べものを食べるとよいとされているのは、この陰陽のバランスをとるということで理解できます。
ただ「陰」の食べ物も煮たり、焼いたり、熱を加えたり、太陽にあてたりすることで、「陽」の食べ物にかわったりもします。 果物は「陰」とされていますが、ドライフルーツになると「陽」の食べ物、干物も「陽」となるのも納得ですね。 一日の中で「陰」の時間帯には「陽」の食べ物を食べたり、調理方法などで温める食べ方を工夫してみてください。 からだを冷やさないために、たばこ、油、果物、白米、白糖、乳製品、アルコールなどを多く摂らないように心がけたいものです。 また、過食は「陰」で、からだを冷やしますよ。
| 「陰」の食べ物 | 食べ物 | 「陽」の食べ物 |
| からだを冷やす | からだ | からだを温める |
| 熱い地方のもの | 産地 | 寒い地方のもの |
| パン なす、トマト、 バナナ、パイナップル などの果物 化学調味料、油、白糖、 乳製品、アルコール、 コーヒー、アイス、 コーラ、清涼飲料水、 など |
具 体 的 な 食 べ 物 (例) |
大麦、玄米 かぼちゃ、レンコン、 タマネギ、ごぼう、 人参、山いも 黒ゴマ、くず、 しょうが しじみ、あじ、さば、 さけ、ぶり、カニ、 ヒラメ、たい、 みそ、しょう油、 自然塩、有精卵、 ドライフルーツ、 干物など |
やせている人でも内臓脂肪がついている人はからだを冷やしています。無理なダイエットなどでからだに負担をかけると、からだは冷えて、逆に太ってしまうのがリバウンド。 過食がからだを冷やします。太るということは冷えて内臓の働きが悪いということです。内臓の機能が落ち、きちんと消化されず残ってしまったものが脂肪、いわゆる太りです。 内臓が本当にいい状態、元気だとそんなに食べなくても、からだが食べる量をわかっています。冷えていると適量がわからなくなるのでどんどん食べ、太ることになります。
しょうが湯の作り方を紹介します。材料は、すりおろしたしょうがを親指大、黒砂糖、またははちみつ、お湯を用意してください。
しょうがは、手に入りやすい野菜ですが、近くのスーパーの野菜売り場で香味野菜を売っているところで手に入ります。おろし金がない方は3か月間毎日使いますので揃えましょう。
作り方です。カップにおろしたしょうがを入れ、お湯を注ぎ入れ、黒砂糖またははちみつで甘さを調整します。しょうがの繊維が気になる時は茶こしを使うといいでしょう。さっぱりとした味わいとしょうがのやさしい香りで心もからだもぽかぽかしてきます。